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【サイン本】音を立ててゆで卵を割れなかった|生湯葉シホ
¥1,870
気弱で、繊細で、もがいていた。「食べられなかったもの」で振り返るエッセイ集 様々なウェブ媒体を中心にライティング、取材で実績のある⽣湯葉シホさん。幼少期から20代までにかけて不安でたまらなかった自己の内面を「⾷べられなかったもの」の記憶とともにふり返る、初の単著となるエッセイ集。繊細な心の機微を捉え、共感を呼ぶ30篇です。 ◆尾崎世界観さん、岡本真帆さん絶賛!! 生湯葉さんが書くものから伝わってくる覚悟を、怒りを、畏れを、疑いを、諦めを、照れを、潔癖さを、ぜんぶ積み上げて、神棚にして拝みたいくらい、どうしようもなく信じている。 尾崎世界観(ミュージシャン・作家) 怯えているけどやさしくて、すべてのものをよく見ている。 生湯葉シホさんは、私が心から信頼し、憧れている書き手です。 岡本真帆(歌人・作家)
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おいしくってありがとう 味な副音声の本|平野紗季子
¥2,310
フードエッセイスト平野紗季子による人気ポッドキャスト番組「味な副音声 voice of food」、待望の書籍化。豪華ゲストとの対談も多数掲載、食の楽しさが詰まった決定版! 配信200回を迎える膨大なエピソードから生まれた、愛おしくて新しい「食」のパワーワード集。あらゆる語彙を駆使して語られる、食べものの魅力をたっぷり詰め込んだ一冊です。 本書に登場するゲスト(掲載順) 稲田俊輔/渡辺康啓/田辺智加(ぼる塾)/⻑濱ねる/⻑谷川あかり/高山都/吉岡里帆/麻布競馬場/福田里香/鈴木ジェロニモ/ゆっきゅん/くどうれいん/生江史伸/平野レミ/稲田俊輔/鶴見昂/大⻄進/ハマ・オカモト/古舘佑太郎/湯澤規子/蓮見翔(ダウ90000)/在原みゆ紀/関祐介/柚木麻子/金田泰明 (モスフードサービス)/伊藤まさこ
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おかわりは急に嫌 私と『富士日記』|古賀及子
¥1,870
いま大注目のエッセイストによる『富士日記』への道案内。 戦後日記文学の白眉とされる武田百合子『富士日記』のきらめく一節をあじわいながら、そこから枝分かれするように生まれてくる著者自身の日記的時間をつづる。 武田百合子生誕100年の年におくる、日記エッセイの書き手による『富士日記』再読エッセイ。 * * * ルーティーンのなかには細かく細かく、たくさんのいつもの行動がある。繰り返しのことだと、好きだとか苦手だとか、だんだん感じにくくなっていく。「しゃがんで動物に御飯をやる」ことに、ここ、と矢印をつけて好きと言えるのは稀有だと思う。 それくらい、日常というのは人に構ってくれないものだ。 (本文より)
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湯気を食べる|くどうれいん
¥1,760
エッセイ、短歌、小説など幅広い分野で活躍する注目の作家くどうれいんさんによる「自炊」エッセイ集です。 ”やはり湯気の前に立つと、ああ、生きていると思う。 これまでよりもずっと自分の暮らしに(いいじゃん)(こんなもんじゃん) と思える柔らかい夜が増えた。三十歳になって厨に立つと、 十代のわたしも二十代のわたしも横に並んでいるような気がする。” 幅広い分野で活躍する注目の作家・くどうれいんによる「食べること」にまつわるエッセイ集。「オレンジページ」の人気連載と河北新報での東北エッセイ連載に書き下ろしを多数加えた、心にひびく48編。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【第一章】湯気を食べる 湯気を食べる ディル? それはまかない 南国の王様 愛妻サンド アイスよわたしを追いかけて 福岡のうどん 鍋つゆ・ポテトチップス 棚に檸檬 白いさすまた すいかのサラダ くわず女房 ぶんぶん 庭サラダバー 手作りマヨネーズ おどろきの南蛮漬け かに玉ごはん いい海苔 すだち 寿司はファストフード シェーキーズってすばらしい ピザは円グラフ 醤油はいずれなくなる 【第二章】風を飲む 萩の月 ほや 菊のおひたしと天ぷら せり鍋 わかめ うーめん 笹かまぼこ お米は貰うもの きりたんぽ たらきく 風を飲む 【第三章】自炊は調律 自炊は調律 たまご丼 パン蒸し 好きな食べもの 献立は大行列 つくりおけぬ ねぎとろ ナッツと言いたかった 柿ピーの短刀 自炊の緑白黒赤 くる スナップえんどう 渡したいわたし お花見弁当 おわりに 初出リスト ■くどうれいん 作家。1994年生まれ。著書にエッセイ集『わたしを空腹にしないほうがいい』(BOOKNERD)、『桃を煮るひと』(ミシマ社)、『コーヒーにミルクを入れるような愛』(講談社)、絵本『あんまりすてきだったから』(ほるぷ出版)、第一歌集『水中で口笛』など。初の中編小説『氷柱の声』(講談社)で第165回芥川賞候補に。現在講談社「群像」にてエッセイ「日日是目分量」ほか連載多数。
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すこしあかるいしずかなこと|ごはんとアパート
¥1,600
SOLD OUT
”現実はたいてい、とても明るくて、とても賑やかですから、そこでうまくやるってのは、それなりにくたびれることです。” ”しずかなことを大事にしたいと思っています。できたら、少しだけ明るいのがいいです。明るすぎない方が、いいのです。” 幼い頃の記憶や、旅先での出来事。「書くこと」について。働けなくなった日のことまで。ささやかな食べものと紐づけた、エッセイ本。 つよい光のもとでは、見えないものがたくさんあります。この世界のことを表わそうとしたところで、ことばにできることは、ほんのひと握り。 すべての人が、それぞれのほどよい光のもとにいられることを願います。 表紙絵は、暮らしの風景や食べ物の絵を描いていらっしゃる、平林香乃さん。
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【古本】美味しいコーヒーって何だ?|オオヤミノル
¥1,000
コーヒーの新しい波とは? サンフランシスコのベイエリアからはじまったサードウェイブというコーヒーのムーブメントはコーヒーをワインのように語り始めました。 一方で独自のアプローチでおいしいコーヒーを追求する焙煎家、オオヤミノル。 ネルドリップで深煎りを好む、彼のアプローチはオールドスクールとニュースクールの間を行き来する独自の立ち位置を極めています。 常に進化するコーヒーシーンでアーティストのようにコーヒーの味を模索し、ロックミュージシャンのように客の前でコーヒーを淹れる、オオヤミノルさんが日本のカリスマバリスタやサンフランシスコ・ベイエリアの新世代の取材を通して最先端のおいしいコーヒーのありかたを伝えます。
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【古本】ショートケーキは背中から|平野紗季子
¥1,000
『生まれた時からアルデンテ』から10年、やっぱり虚無にはごはんが効く。 「きっと私は世界を理解したい。そのための手段が、食べものだったのだ。」実家すぎる店からいつかは訪れたい名店まで、人より貪欲に食べ、言葉を探し続けた20年。その末に見た〈食とは何か〉の(今のところの)結論がここにあり! 著者が自らに課した100本ノック=書き下ろし「ごはん100点ノート」を大収録。 ■平野紗季子 1991年生まれ、福岡県出身。フードエッセイスト、フードディレクター。小学生の頃から食日記をつけ続け、大学在学中に日々の食生活を綴ったブログが話題となり文筆活動をスタート。2024年8月現在は執筆に加え、ラジオ/Podcast番組「味な副音声」のパーソナリティ、菓子ブランド「(NO) RAISIN SANDWICH」の代表を務めるなど、活動は多岐に渡る。著書に『生まれた時からアルデンテ』、『私は散歩とごはんが好き(犬かよ)。』、『味な店 完全版』などがある。
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【古本】たらふく|「かもめと街」編
¥1,000
"まち歩きエッセイスト"として活動する安澤千尋さん(かもめと街)が編纂する「食」のアンソロジー。 家族との思い出のごはん、海外で食べた忘れられない味、一人で食べたごはん、何度も通ったなじみの店の味。 それぞれの個性が引き立つエピソードの数々。読んだあと、自分のごはんの記憶をたどりたくなるようなアンソロジーです。
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【古本】台形日誌|伏木庸平
¥1,000
SOLD OUT
料理はそんなふうに、 幾重にも差し重ねられた 刺繍のようなものだ どの料理にも似ていない楽しいごはんを出すお店「台形」。いつの間にか一緒に住み始めた山羊「オク」、懐かしくも異国の風が吹く料理たち、溺愛してカニにシャインマスカットを与える……。辺境飲食店「台形」の、暮らしの星々をつづった奇想で極上な初エッセイ&レシピ集。 「スミマセーーン、ここはお店ですかー? お家ですかー? 何のお店ですかーー?」 朝からなかなか鋭い質問をしてくる少年たちの、突然の訪問である。(略) 「どういった店なのかは正直なところ自分でもうまく説明できないけれど………、 ええっと、ごはんのお店です。楽しいごはんを出してます。それから、お面や縄文土器の欠片も売ってたりするよ。 ほら、そこの壁にあるでしょ、縄文土器、知ってる?」 「えっ、ジョーモンドキ?」 (本文より)
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【古本】本と体|高山なおみ
¥700
食とことばの料理家、高山なおみが綴る 26冊の読書感想文と3つの対談 料理家、文筆家として活躍する高山なおみさんは自他ともに認める読書家です。2016年~2017年に掲載された読売新聞の本の連載を中心にした26冊の感想文と、「ことば」をめぐる対談3本を収録した、「本」と「ことば」をじっくりと深めて感じる一冊です。 ■高山なおみ 1958年静岡県生まれ。料理家、文筆家。 レストランのシェフを経て料理家になる。文章もまた料理と同じくからだの実感に裏打ちされ、多くの人の共感を生む。2016年、東京・吉祥寺から、神戸へ住まいを移し、一人暮らしをはじめる。本を読み、自然にふれ、人とつながり、より深くものごとと向き合いながら、創作活動を続ける。 著書に累計20万部を超える日記エッセイ『日々ごはん』シリーズ、料理本『野菜だより』、『おかずとご飯の本』など、絵本に『どもるどだっく』(ブロンズ新社、絵・中野真典)など多数。最新刊は『それから それから』(リトルモア、絵・中野真典)。
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【古本】珈琲の表現|蕪木祐介
¥1,500
「たかが」珈琲に全てを捧げる、 注目の喫茶『蕪木』店主・蕪木祐介氏による書き下ろし。 実直に綴られる珈琲の淹れ方・嗜み方をものにすれば、 「されど」珈琲の魅力を存分に味わえます。 本書は、いわゆる「珈琲の入門書」ではありません。 豆を何g挽いて、何℃の湯温で、何cc抽出する。 この通りに淹れれば美味しくなりますと謳う本ばかり。 誰かが決めたレシピをなぞるだけでは、あまりに味気ない。 一息つきたい時、ぱっと明るい気分の時など、 その時々の感情に合わせた一杯、 そして、大切な人に振る舞う一杯を、 自在に表現するための本です。 ちょっとした抽出の理屈が分かってしまえば、 自分の好む味に仕上げることができます。 抽出時に起こっている現象を意識し、理解することが肝なのです。 著者が日々悶々と考えている珈琲のあれこれ、閑談も収録。 喫茶店を愉しむためには現在の珈琲市場での流行は珈琲のルーツとはあらゆる側面から、珈琲の嗜み方をご提案します。 新たな定番となりうる珈琲の淹れ方・嗜み方の本。
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【古本】珈琲の建設|オオヤミノル
¥1,400
SOLD OUT
野蛮なエスプリと高邁な屁理屈で語り尽くす、珈琲の技法、美味しいの境界線、喫茶店という文化。読むものを挑発し、苛立たせる、堂々巡りの「反=珈琲入門」。「ドリップなんてする必要ない」、「味には一点など存在せず「間」があるだけ」、「味なんか三流でもサービスがいいところを選ぶ」、「資本は常に「美味しさ」のた めに資本を投下するわけではない」、「お料理とか味とかって形而上と言われる世界と一緒で、複雑だからこそ素晴らしい」などなど、挑発的で、鮮やかなアフォリズム満載の独り語り。答えではなく思考を、誰かが決めた価値観ではなく、価値を共有するコミュニティを。コーヒーの本を装った思索の書。 写真はキッチンミノル、デザインは仲村健太郎。2017年の刊行以来、長らく品切れ状態が続き、数多くお問い合わせをいただいていたタイトルがついに新装復刊。 (版元より)
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【古本】大人ごはん vol.5 特集:料理がしんどい
¥1,000
SOLD OUT
「食」を通して日常のストーリーを描き出す雑誌『大人ごはん』 最新号の第5弾の特集は【料理がしんどい】 働きながら子育てをする女性たちの座談会「私たちの現実(と理想)」のほか、スープ作家・有賀薫さんや、地域で福祉施設を運営する時田良枝さんへのインタビュー。 また絲山秋子さんや柚木麻子さんなど豪華作家人も登場しています。 また参加者が料理をして話し合う座談会「つくるって何だろう?」釈徹宗さんの蔵書を納めた「ふるえる文庫」取材記事、マンガ、エッセイなど今回ももりだくさんの内容です。