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ゆめがきました|三好愛
¥2,200
とらえどころのない気持ちや経験を見事にイラストにし、 エッセイにも注目が集まる作家が描く、初の絵本。 寝ているひとたちみんなのところに「ゆめ」はきました。「よぞらでゼリーをたべるゆめ」「おかあさんがふえるゆめ」「ねことおんせんにいくゆめ」…、今日はどんなゆめがやってくる? ◾️ 三好 愛(ミヨシアイ) イラストレーター。東京都在住。ことばから着想を得る不思議な世界観のイラストが人気を集め、装画や挿画を数多く担当するほか、クリープハイプや関取花のツアーグッズなども手がける。著書に、エッセイ集『ざらざらをさわる』(晶文社)、『怪談未満』(柏書房)がある。「みんなのミシマガジン」(ミシマ社)にてエッセイ「犬のうんちとわかりあう」を連載中 おやすみ絵本に、あらたな傑作。
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たのしい江戸絵画入門 「推し」の魅力に漫画で迫る
¥2,530
長田 結花 (著), 金子 信久 (監修) 江戸絵画をずっと追いかけてきた「江戸絵画オタク」という長田結花さん。あるときは胸をときめかせ、あるときはその力に打ちのめされ、あるときはお前もがんばれと叱咤激励されながら、好きな絵と絵師に巡らせた思いを熱く、濃いめに、全力で詰め込んで、できた一冊です。 たくさんいる好きな絵師のなかから、特に魅力を伝えたい「推し」絵師を七人、テーマに掲げ、それぞれの絵師の、好きな絵やその絵の好きなところ、作風や魅力について長田さん自身が考えたことなどを、イラストレポートにまとめています。さらに、作品や文献から想像を膨らませ、その人となりを漫画に描いています。監修は、府中市美術館の金子信久先生です。 紹介している絵の図版は、すべて著者による模写です。そして、漫画は絵師自身が残した日記をはじめとするさまざまな資料を参考に、著者が想像力を羽ばたかせて描いたもの。どちらも長田さんらしい描写でとても魅力的です。 長田さんの絵や言葉をとおして、「そんなふうに楽しめばいいのか」と美術を身近に感じてもらえたら嬉しいです。 応挙、蘆雪、蕪村、若冲……。「江戸絵画オタク」ならではの圧倒的な熱量で、「推し」の絵師の魅力を徹底的に語り、描き尽くします。 ■著者:長田結花(おさだ・ゆか) イラストレーター、漫画家。1991年生まれ山梨県育ち。東京工芸大学デザイン学科卒業。文芸誌挿絵や書籍装画、漫画の制作など幅広く手がける。光文社「COMIC熱帯」にて漫画『そことかしこ』(2022年、光文社より第1巻刊行)、KADOKAWA「青騎士」にて『むすびめ』連載中。伊藤若冲、円山応挙をはじめとする江戸絵画の熱狂的なファンでもあり、府中市美術館開催の『与謝蕪村 「ぎこちない」を芸術にした画家』『江戸絵画お絵かき教室』展では、鑑賞レポートや古画の再制作を行い、展示に全面協力。SNSなどで話題を集めた。 ■監修:金子信久 府中市美術館学芸員。1962年東京都生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。専門は江戸時代絵画史。「かわいい江戸絵画」や「へそまがり日本美術」「ふつうの系譜」など、既存の美術史お枠に収まらない、ユニークな展覧会を次々と企画。著書多数。