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やっと言えた|齋藤美衣

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深い心の傷(トラウマ)からの回復の軌跡を、予想を超えた展開で描く意欲作

深い心の傷(トラウマ)から、人は回復できるのか? それはどうやって? 実感を伴わない身体、理由のわからない不調、襲ってくる死にたい気持ち。苦しみをどうにかしたくてカウンセリングルームの扉を叩いた著者が、4年近い苦闘の末に見たものとは──。支援者とのぎりぎりのやりとりが、予想外の扉を開いていく様を描く意欲作。デビュー作『庭に埋めたものは掘り起こさなければならない』では語られなかった、もう1つの物語。


幼少期に大きなトラウマを経験したわたしは、その記憶を封印し、
長いあいだ、理由のわからない不調に人生を大きく支配されてきました。
トラウマをかかえている人間は、その傷をかかえながらも生き延びるために一見不可解なさまざまな行動を取ります。
外から見た人は、それらに摂食障害、希死念慮、自殺企図、逸脱行為、衝動性などの名前を付けます。
しかし、それら表層に見える行動の根本には、トラウマによる支配という一点があるのです。
おそらくそれを解決していくのは薬の力ではないと思います。
人で傷ついた人間は、人で回復する必要があるのです。
求められるのは、途中でいかに苦しく、先が見えなくても 投げ出さずに共に傷を見つめてくれる専門家の存在なのだと思います。
傷ついた人は、そうやって人間への信頼を取り戻す必要があるのです。
わたしはそんなトラウマの呪縛から、 カウンセリングを通して抜け出していく人間の姿を描き残したいと思いました。
それは平坦でも、きれいな物語でもなく、 時に進んでいるのか後退しているのかわからない、泥沼を這うような道のりでした。
その渦中の、余裕もなく必死な姿も含めてすべてをさらけ出し、 お伝えしていきたいと思います。
一人の人間が回復に向かって進んでいる物語に、ぜひ伴走していただけたら幸いです。

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