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大学中退を機に実家を出て、30年近く家族と疎遠だった著者は、父親が住み慣れた家を立ち退かざるを得ない事を知り、5年ぶりに再会する。
母親は他界し、父も、父と同居する妹も相応に年をとり、様子の変わった家族にほどよい距離を感じ、ねたきりになった親友のゆうちゃんを見舞いにゆくという父について病院に行き、そこで経済成長の昭和をギラギラ仕事に生きた男たちが旧交を暖める場に立ち会う。これが本書の前半。
やがて病を得た父は、治療中に自伝の執筆を試みるが筆がすすまず、父が生きた時代に興味を持つ息子は呼び水になればと、ゆうちゃんとの対面場面を描写し、父に見せると、文学青年だった父は「そうか」と何かをつかんだような反応をする。
一時は驚異的回復をみせた父は、やがて亡くなり後半はその前後を綴ったものとなります。
老い、死、病、仕事、生活…
父や同世代の男性たちの老後を目の前に、50にさしかかり、東京を拠点に地方と往復する生活に疑問を感じたり、後半生の過ごし方を考えはじめた息子の胸に去来するものを綴ったエッセイ。
レビュー
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