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幻聴妄想かるた」で知られるハーモニーは、精神疾患を抱える人のための就労継続支援事業所。
東京 世田谷の地で、30年余り活動を続けてきました。
著者は、この事業所の立ち上げの時から、所長として、心病む人たちに寄り添ってきました。
町の中を「普通の」人と行き交いながら、口を固く閉ざし、まるで「居なかった人」のように扱われてきた精神障害者。
その実際の暮しと思いを、支援者の立場から、愛情を込めて語ります。
病と社会に苦しめられる痛みと落胆、その中で見つけた覚悟。穏やかに笑い合える時間…
生きることの切なさ、かけがえのなさが、行間からひしひしと伝わってきます。
当事者・家族、支援関係者だけでなく、多くの方に手にとって頂きたい本です。
■「この本と、新澤さんのこと」齋藤陽道
私たちは、いつ、どのように崩れるかわからない、やわらかくて繊細な弱さを含んだ砂の家なのだ。
砂の家をめぐって厳しい現実を見つめる新澤さん。崩れる砂をともに掬い集め、ともに直し、コツコツと関係を築いていく。
不意に訪れた悲しき日もごまかさず描く。それでも日常はやってくる。何気ない日常のかけがえなさを深く噛み締めた人にしか表せない描写によって、登場するみんながふしぎなほど近しくなる。そうして、自分自身の抱える弱さをも愛でたくなる。
■「あとがき」より
……わかるとか理解という言葉はどこか、相手を支配し、取り込むような気持ちの悪さがある。
わかる/わからないを置いておいて、ただ、話を聞いたり一緒に居たりすることしかできない時間が私の日常のほとんどであって、この本のなかで書いてみたかったのは、そういう時間のことだったのだ。
レビュー
(10)
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