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本屋のパンセ 定有堂書店で考えたこと|奈良敏行 三砂慶明編

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定有堂書店が発行している月刊ミニコミ誌『音信不通 本のビオトープ』に掲載された奈良敏行さんのエッセイに、書き下ろしの原稿を加え編者・三砂慶明氏が再構成。

1980年に鳥取で、創業された定有堂書店。2023年に閉店するまで、「本を並べること」「読書会をすること」「ミニコミ誌をつくること」の3つを柱に、43年間営業を続け、その独自の選書と取り組みが全国各地の書店員に注目され、書店員の訪問が絶えないことから「書店員の聖地」とも呼ばれました。
店を閉じた現在もミニコミ誌やウェブでの発信は続けられています。

定有堂は、本屋が詣でる本屋だった。鳥取まで訪ねていき、奈良さんからふっと宙に放たれて光ることばに、支えられた本屋は自分だけではないはずだ。オブジェが吊られた定有堂の店内を思い出しながら本書を読み、奈良さんのことばを受け継いで実践を続けようという決心が、青空のようにひらけた。
NUMABOOKS/本屋B&B・内沼晋太郎

本が好き、という〈初発衝動〉から奈良さんは店を始めた。本を並べ、ミニコミを出し、読書会をして、対話と思索を続けた。時流に遅れながら外界につながり、終わりはまた始まりになった。時空を歪めた奈良さんは、店を閉めてもまだ本屋でいる。
市場の古本屋ウララ・宇田智子

本を読むことの先に、本の中のような人生は扉を開いていなかった。とすると本そのものを目的として生きるしかない。本を読むのでもない書くのでもない、本を売るという人生がそこにあった。読むことや書くことは、あまりに一つの人格のもとに緊縛性が強く行き止まりだった。本を売るという人格が、解けなかった人生の問いを一挙に明快なものにしてくれた。(本書「本屋を生きる」より)

■奈良敏行
1984年生まれ。1972年早稲田大学第一文学部卒。
1980年鳥取にて、定有堂書店を開業。著書に『町の本屋という物語 定有堂書店書店の43年』(作品社)、共著書に『街の本屋はねむらない』、三砂慶明編『本屋という仕事』(世界思想社)など。

■三砂慶明
1982年生まれ。「読書室」主宰。本の執筆、企画、編集、書評を手掛ける。立ち上げから参加した梅田蔦屋書店を経て、TSUTAYA BOOKSTORE 梅田MeRISE勤務。
著書に『千年の読書 人生を変える本との出会い』(誠文堂新光社)、編著書に『本屋という仕事』、奈良敏行著『町の本屋という物語 定有堂書店書店の43年』がある。

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